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自社の強みを「社会の言葉」に変える出版戦略

「うちの会社の強みって、なんだろう?」

そう聞かれて、すぐに答えられる経営者は多くありません。
日々の仕事の中で当たり前にやっていることが、実は他社にない哲学やノウハウであることに気づいていないケースがほとんどです。

出版とは、自社の強みを社会の言葉に変換する作業です。
それは、あなたの会社の存在意義(パーパス)を可視化する行為でもあります。

強みを言語化することで、自社の“軸”が見えてくる

あなたの会社が提供している価値は、どんな言葉で表現できますか?
「品質の高さ」「スピード」「誠実な対応」──こうした抽象的な言葉では、差別化はできません。本にするためには、読者がイメージできる具体的な“言葉”に落とし込む必要があります。

例えば、M&Aの仲介会社の強みは何でしょう?
それは、どのように会社を立ち上げ、どう経営していけば、より高い金額で事業を売却して利益を上げられるかといったイグジットのノウハウを知っていること、それがM&A仲介会社の強みです。

こうした強みの言語化によって、会社の価値が伝わりやすくなります。

言葉にする過程では、社員や顧客にヒアリングを行うのも効果的です。「なぜうちの商品を選んだのか?」「何が他社と違うと感じるのか?」そうした“他者の言葉”が、あなたの会社の強みを映す鏡になります。

強みに「名前」をつけることで、ブランドが生まれる

自社の強みが見えてきたら、それに“名前”をつけましょう。名前をつけることで、あなたの会社独自のメソッドが“商品”として成立します。

たとえば、スモール・ビジネスを立ち上げて、短期間にその事業を高額で売却することを繰り返す、連続起業家の経営者は、そのノウハウに「ミニマム・イグジット・メソッド」と名づけて書籍を出版しました。

飲食店の空間デザイナーでもある内装設計事務所(店舗デザイン事務所)の社長は、「なぜか居心地がよくて人が集まる」「一度来たら何度も足を運びたくなる」空間デザインを得意としていました。

その手法を「エンゲージメント・デザイン」と命名し「つながる空間デザイン」というタイトルの本を出版しました。

出版においては、この“ネーミング”が出版社の興味を引く最大のポイントになります。「売れそうなタイトル」「新しい概念」が見える企画ほど、商業出版として採用される確率は高くなります。

強みに名前をつけることは、社内外への発信を加速させる第一歩なのです。

読者の「悩み」と「欲望」を見つける

ここで大事なのは、「自分が書きたい本」と「出版社から求められる本」は必ずしも同じではないということです。「著者が書きたいと思う内容」と「読者が読みたいと思うニーズ」が合致する場合にのみ正規の商業出版のチャンスが生じるのです。

出版の原点は、「誰の」「どんな悩み」を解決するのかを明確にすることです。

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たとえば、「中小企業のDXが進まない」という悩みを抱える読者に対し、あなたの会社が培った“現場で使えるデジタル導入ノウハウ”を提示できれば、それは読者が読みたいと思う一冊になります。

読者は“自分のために役立てられる知識”にお金を払うのです。

つまり、経営者が語るべきは「自分の話」ではなく「読者の未来」です。
本の主役は、著者ではなく“読者の変化”なのです。

「読者が得するセオリー」を30個書き出してみよう

ここでおすすめなのが「読者が得するセオリーを30個書き出す」というステップです。これは、読者の悩みを“30通りの解決法”として並べてみる作業です。たとえば、こんな項目が浮かぶかもしれません。

  • 新入社員がすぐに成果を出せる会議術

  • クレームをチャンスに変える3つの質問

  • 売れない時期にチームの士気を上げる方法

  • SNSを使わずにファンを増やすコツ

  • 「ありがとう」を数値化する評価制度のつくり方

このように、ひとつひとつを「読者が明日から実践できる内容」に落とし込むことで、本の“設計図”が見えてきます。出版社に企画を提案するときにも、このセオリーがあると、説得力がぐっと高まります。

出版とは「強みの再発見」である

本をつくる過程では、編集者との対話が欠かせません。
出版社は“下請け印刷会社”ではなく、“共に会社の哲学を編集するパートナー”です。編集者との議論を通じて、自分でも気づいていなかった価値が言語化されていきます。

多くの経営者が「書籍づくりの過程で、自分の会社の軸が見えた」と口をそろえて言います。出版とは、単に知識をまとめる作業ではなく、会社の存在理由をもう一度問い直す旅なのです。

あなたの会社にしかない哲学やノウハウを言葉にし、読者の課題を解決する本を世に出す。それが“出版起点ブランディング”の第一歩です。

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